浮浪者の落書き帳

好きなこと書きます、ゲームや酒や飯のことなどなど

SKYRIMが面白い

  めちゃくちゃ久しぶりの投稿になります、一年ぶりか??ものぐさな性格の僕には向いてませんねブログ。もっとこう、色々書きたいんですがね。めんどくさくて…

 さて、皆さん秋アニメ、見てますか?僕は久し振りに何作か見てますが今期面白い作品が結構多いです。今のところ追いかけているのは『SSSS.GRIDMAN』、『ゴブリンスレイヤー』、『ジョジョ』、『からくりサーカス』などなど…人によっちゃ懐かしいと思うであろう作品名がちらほら並ぶ今期ですが、『ゴブリンスレイヤー』の二話をニコニコ動画で見ていた時、一つ気になるコメントが流れました。二話のラストで吟遊詩人が下手くそな歌を歌うのですが、その歌が「赤のラグナル」に似ている、と。「赤のラグナル」ってなに?と思う人が多いと思いますが、これは『The Elder Scrolls V:SKYRIM』という外国のゲームに出てくる吟遊詩人が歌う詩のことです。この赤のラグナル、元の英語の歌詞から言葉詰め込みすぎだろwって感じの歌詞なのですが、それを日本語で直訳し元のメロディーラインのまま無理やり歌っているためギャグとしか思えない出来の歌になっており、ファンの間でネタにされているのです。このコメントのお陰で私の周りの先輩方にもこのゲームが認知されることになった…のはいいのですが!なんか変な歌が流れる変なゲームとして認識されてしまった感があります。それは非常にもったいない!個人的にここまで素晴らしいゲームはなかなかないと思う!というわけで、いつも飲んだ酒のことを書いてましたが今回は僕の好きなこのゲームの紹介文でも書こうかなと思います。f:id:MN09:20181031161332j:image

  スカイリムは所謂オフライン専用のオープンワールドRPGです。プレイヤーはあらかじめ作られた箱庭の中を自由に移動できる、そういうゲームですね。TESシリーズとしては5作目で、僕は3のモロウウィンド、4作目のオブリビオンならプレイしたことがあります。スカイリムはそれらの続編ですが特に前作をやってないとわからない、なんて事はありません。とはいえやはりストーリーを知っている方がスカイリムも楽しめるはず、特にオブリビオンはスカイリムの200年前の出来事が描かれておりスカイリムの情勢にも関係しています。てな訳で少しばかり簡単にストーリー紹介をば。パケ裏を見てみると…

 帝国タムリエルは窮地に立たされていた。スカイリムの王は殺され王位継承の為の同盟が形成された。混乱の最中、長く閉ざされていたElder Scrolls へ通じる道がタムリエルへと開かれ古の邪悪な者 ドラゴンが蘇る。スカイリムこ未来は唯一ドラゴンに立ち向かうことの出来る救世主"ドラゴンボーン"が現れるという予言を待ち望みながら生死の淵を彷徨っていた…

 

はい、なんのこっちゃわからないと思いますが簡単に説明をば。まずこのゲームは「帝国」が治めるタムリエル大陸の北方の北国、スカイリム地方が舞台となっています。帝国は長らくタムリエルを治めて来ましたが、前作「オブリビオン」で起こった事件により非常に弱体化してしまいました。そこに目をつけたのがエルフ族、帝国とエルフ(アルドメリ自治領)は戦争を始め、帝国は一時首都を占領されてしまいましたがなんとか奪還に成功、しかし帝国にはもう戦争を続ける力は残っておらず、エルフ達と不平等条約を結ぶことに…エルフ達の要求は人間の間で信仰を集める神の一柱、タロスの崇拝の禁止でした。このタロス、元はただのタイバー・セプティムという人間でした。彼はエルフ達が広く住んでいたタムリエルを侵略し現在の人間達の帝国を作り上げた張本人。死した後その功績が讃えられ神として祭り上げられました。しかしエルフ達からしたら当然それは面白くないのでタロス崇拝を禁止し、帝国はその条件を飲むしかありませんでした。それに反抗したのがスカイリムにすむノルドという人種。タイバー・セプティムはノルド出身の英雄であり、スカイリムのノルド達にとってはまさにヒーローな訳でタロス崇拝をやめるなんて嫌だ!という気風が高まっていきました。そしてついに、スカイリムの上級王トリグ(スカイリムは首長国連邦のような制度を取っており、各大都市に首長がおりその中から上級王が選出される)をウィンドヘルムの首長、ウルフリック・ストームクロークが殺害、反乱軍ストームクロークを結成し独立戦争が勃発、スカイリムは内戦状態に陥る…というのが今作の簡単な社会情勢。そしてその混乱の最中、大昔に絶滅したと思われていたドラゴン達が復活し村々を襲い始めます。ドラゴンは不死身であり、殺せるのはドラゴンの魂を吸収して己の力に出来るドラゴンボーンと呼ばれる人間だけです(タイバー・セプティムもドラゴンボーンだったと言われています)。

 

 さて、ストーリーの説明としてはこんな感じでしょうか。まあみなさん御察しの通り主人公はこのドラゴンボーンであり、世界を救う力を持っています。ですがここからがこのゲームの面白いところなのです。

 

このゲームの面白さはズバリ、自由度の高さ!プレイヤーは別にメインのストーリーなんてやらなくていいのです。ドラゴンなんて知らね!内戦なんて知らね!全く構いません。街では沢山の人からクエストを受けることができますがこれもやるもやらないも自由です。お前気に食わないからお前の頼みなんて聞かねえ!って感じでも全然オッケー。村人の依頼をこなした後もっと報酬よこせと脅すことも出来ますし納品の依頼では「気が変わった、これは俺がもらっていく」と依頼人を殺害し頼まれていた品を自分のものにするという悪人プレイもできます。このゲームはストーリーを追っていくゲームというより自分が作った主人公になりきるごっこ遊びゲームといえるでしょう。この主人公はこんな性格だからこのクエストはこんな感じで進めよう、と考えるのがとても楽しいです。広いマップの移動もファストトラベル(オープンワールドゲームでよくあるシステム。主なロケーションへすぐに移動できる)などありますが、あえて縛って徒歩で移動するのも楽しいと思います。主人公は飲まず食わずで動ける身体ですし睡眠も取らなくていいですが、僕は毎日暗くなったら晩御飯を食べて寝ることを心がけています。なりきりごっこですからね!主人公は出来ることが幅広く、武器を使った肉弾戦から魔法のスキル、盗賊や暗殺者の隠密のスキル、鍛治やエンチャントといった生産系スキルも持っています。ですがそれらもどれを使うか絞るといいでしょう。キャラメイク時にマッチョの大男を使ったなら魔法は禁止し両手で持つデカイ武器を振り回させましょう。なんでも出来るキャラよりキャラのコンセプトを決めた方がキャラクターに個性が出て愛着持てると思いますよ。

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お気に入りのロケーションを探すのも一興

よりこのゲームを楽しむならその作り込まれた世界観を理解することも大切です。先ほど少し歴史について紹介しましたがゲーム内の設定はあんなもんじゃありません。人種、宗教、歴史、非常にたくさんの細かい設定が存在し、そしてそれらはゲーム内で200冊以上ある書籍で学ぶことができます。

そしてこのゲームの面白さをさらに拡張出来るのがMODという存在。MODとはプレイヤー達が個人で作成し配信している改造データのことですが、この作品は公式のゲーム会社もMODを促進しています。元々PCでしかMODは使えませんでしたが、PS4でもMODを導入できるようになり、ゲームバランスをいじったり光源処理をいじって風景の印象を変えたり出来るようになりました。PS4版は外部アセット(装備追加やキャラを美形にするタイプ)は禁止されているためそこが少し残念ですね…バニラで遊んでも面白いですがMODを導入することによりさらに遊びの幅が広がります。まあ色々遊び方の紹介をしましたが最終的には自分で好きなように遊ぶのがいいです。色んなことを好き勝手にできる、それがこのゲームの魅力です。

 

 と、まあ褒めちぎってきましたが当然、このゲームにも短所がいくつかあります。なんといってもまずは人を選ぶこと。自由度が高い、と聞けばいいことのように思えますが高すぎることが問題、ゲーム開始直後何をしたらいいのかわかんなくてやめた…なんて意見もよく聞きます。強制的にストーリーを追わされるタイプのゲームではないですし、色々出来るからこそ自分でゲーム内で目標を定めることができる人じゃないととてもやりにくいゲームだと思います。また、ストーリーも大味なものが多い。プレイヤーのキャラメイクの自由度を損なわないためには仕方がないのですがこの辺もつまらないという人は多いと思います。戦闘もかなり大味ですね、個人的にはリアル感あって好きなのですがはっきりいってかなりつまらないです、戦闘がメインのゲームではないと言うには戦闘の機会が多いので…この辺は次回作でもう少し面白くしてくれることを期待しています。あとキャラクターがブサイク…ゲーム内で結婚とか出来るのですがみんなブサイクばっかで頭が痛くなります、可愛い子とはなぜか結婚できないことも多い。というかここのゲーム会社、なぜか美人薄命が大好きなので美人さんが生首になることもしばしば。

あと翻訳が酷いです。マジで。前後の文脈がわけわからなかったり酷い時は人物の名前さえ誤訳があったりします。テキスト量膨大ですし仕方がないですが、とはいえ同じくテキスト量膨大でめちゃくちゃ出来のいい翻訳をしてくれたウィッチャー3というゲームがスカイリムの数年後に出てきたのであまり言い訳できないのでは…まあこのゲームのファンはむしろガバガバ翻訳じゃないとスカイリムじゃねえ!という感じに洗脳されてしまっていますが

 

まあゲームの紹介としてはこんなところでしょうか、興味があったら是非お声がけください。終わり。